はじめに

突然、遠くに行きたくなった。
もう人生に疲れた……とか云う理由ではないが、兎角、旅に出たくなったのだ。

それも、新幹線ではなく、在来線で車窓を眺めながら行く旅である。


元々、学生の頃から青春18きっぷを使って遠方に行ってみたいと思っていた。
だが、当時はこんな 苦行 旅に付き合う友人も居らず、普通の旅行をしていた。

社会人になると、金はあるが時間がなくなってしまった。
長時間の旅には気力と体力が必要となり、やるなら今のうちだと焦りもあった。
そこで、ええい、ままよ!と弊社の夏季休暇を利用して土日+2日の旅程を確保した。


暇な学生(失礼)がこの記事を見ていたら、是非とも真似してほしいと思う。
暇ではない社会人も、機会があれば真似してほしいと思う。


ちなみに、筆者は鉄道マニア・オタク・愛好家(乗り鉄?)ではない
(どういう呼び方が正解なのだろう。失礼な言い方だったら申し訳ない。)
関西人なので大阪近郊区間の路線は粗方把握しているが、圏外はさっぱりである。
無論、臨時列車、特急列車、私鉄等はさっぱりである。

以下にネットや時刻表で調べたルートなどの情報を書き連ねていく。
中には誤りや非効率的な乗り換えなどがあるかもしれない。
その辺りはどうかお手柔らかに。明らかな誤りがあれば訂正するかも。
そして、乗り換え時刻などはすべて2018年9月時点での情報である。

旅程を決める

確保できた旅程は4日間。いくつかの旅程のパターンが考えられる。
  1. 1日かけて目的地を目指し、2日観光し、1日で帰る。
  2. 2日かけて目的地を目指し、2日で帰る。
  3. 2日かけて目的地を目指し、1日観光し、1日で帰る(特急または飛行機)。
  4. 3日かけて目的地を目指し、1日で帰る(特急または飛行機)。
今回の旅程は……2番!!

ほとんど移動だけの旅程だが、今回は遠方に行くこと自体が目的なのだ。
ちゃんと観光をしたい人は旅程を十分に確保するか、適宜特急を利用しよう。


さて、関西(京阪神)から2日間で移動できるのはどこまでか。
大阪発での所要時間をネットでざっと下調べをしよう。
今回は始発列車の都合で京都発としたが、神戸、京都発は±1時間ほどだ。

  • 大阪 → 仙台 約17時間
  • 大阪 → 東京 約9時間
  • 大阪 → 高知 約9時間
  • 大阪 → 博多 約12時間
  • 大阪 → 熊本 約14時間
なんとまあ、大阪からだと北海道を除くほとんどの地域に1日で到達できてしまう
1日で到達できないのは青森、鹿児島くらいだ(秋田や宮崎も厳しい?)。


筆者は中国、四国、九州地方の多くに一度は訪れたことがある。
行ったことがないのは山口県(通過だけ)と宮崎県くらいかな?
一方、北東方面には茨城県大洗町が最北&最東の記録である。

こうなったら目指すは三陸、信越、奥羽あたりだ!
1日目で東京まで行き、2日目で東北地方を目指すルートを検討する。

  • 東京 → 青森 約17時間
  • 東京 → 秋田 約12時間
  • 東京 → 仙台 約7時間
  • 東京 → 新潟 約7時間
  • 東京 → 札幌 当日中は不可
東京から、仙台や新潟って近いんだなあ……とか思ってしまう数字だ。
一方、北海道は東京からも遠かった。盛岡以北は厳しすぎるようだ。
(1日目に大阪から仙台を目指しても札幌は難しそうだ。)

折角なので青森を目指し、路線状況次第で秋田や仙台を目指すことにした。

なお、目的地に到達できるか不明だったため、今回は宿の予約などはしなかった。
夏場は野宿でも死にはしないが、冬場などは無理な旅程は組まない方が良いだろう…。

京都~青森のルート

さて、関西から青森を目指すことにしたのだが、ここで重大なことが発覚する。

2018年7月の異常気象による豪雨で、奥羽本線の一部が不通となってしまったのだ。
福島や仙台から山形方面へ抜けて秋田へ出るルートの途中で不通となった。
仙台側から青森を目指しつつ、状況次第で秋田へ向かうつもりが、不可能になった。
(18年10月現在では復旧している模様?)

さらに、(筆者が無知なだけだが)盛岡駅~青森駅間はJR線ではないのだ。
つまり、一部の例外を除き、青春18きっぷで移動ができないのである。

なんてこった!!

盛岡以北は東北新幹線開通と同じ頃にJR線が廃止、第三セクターへと移行した。
盛岡駅~目時駅はIGRいわて銀河鉄道、目時駅~青森駅は青い森鉄道が運営する。
特例で青い森鉄道の青森、野辺地、八戸の3駅のみ青春18きっぷで改札を通過できる
この3駅はJRの津軽線・奥羽本線、大湊線、八戸線に接続しているためである。

さらに、IGRで盛岡駅から八戸駅まで移動すると片道3,000円を超える。
これは同区間を東北新幹線で移動するのとほとんど同じ額である。

IGRで盛岡から好摩に行くとJR花輪線に接続でき、奥羽本線経由で到着できる。
IGRが片道650円で済むが、上野を始発で出ても青森着は23時頃になる。
乗り継ぎミスなどが発生すると青森に到着できないので注意がいる。


というわけで、東北本線~東北新幹線~青い森鉄道のルート(下図)を選択した。

参ったなあ……。


実際の経路は下図の通りである。サイズが大きいので注意(1800*1800)。
画像はKenMapを用いて作成した。
Map Kyoto-Aomori
青色:JR西日本 東海道本線(京都線・琵琶湖線)
橙色:JR東海 東海道本線
緑色:JR東日本 東海道本線、東北本線(宇都宮線・東北本線)
桃色:JR東日本 東北新幹線
水色:青い森鉄道
赤文字:主要な乗り換え駅

時刻表はあった方がいい?

今回の旅において重要だと感じたのは、乗り換えのタイミングである。
長旅となるので、常に始発駅で乗り換え、座って移動するの方が圧倒的に楽である。

そのために筆者は生まれて初めて時刻表を買った。
アプリなどの乗換案内だと変なタイミングで乗り継ぎを指示されてしまうからだ。
また、遅延や運休が発生した時の乗り継ぎや目的地変更にも便利だ。

ネットで調べてみると、全駅掲載、紙が薄くて軽量、コンパクトな物が良いらしい。
せっかくだから俺はこのコンパス時刻表を選ぶぜ!
毎月刊行されるらしいので、最新版を買っておけばいいだろう。
時刻表の大幅改定があるのは大抵10月か3月なので、その時期だけは注意されたし。
新幹線などの新路線開通のタイミングで乗り継ぎをあわせることもある。
Yah○○乗り換え案内などで適当に路線を確認し、詳細な時刻は時刻表でも確認する。


東海道本線(京都~東京)

まずは関西から東京へのルートだ。
神戸~東京間を結ぶ東海道本線は近畿、東海、関東の主要都市を結ぶ路線だ。
このため、比較的難所である米原~大垣間や静岡県内もわりと容易に通過できる。

東海道本線万歳!!

その結果、京都から東京までの乗り継ぎは次のように設定した。

2018年9月時点の平日ダイヤ
途中、熱海駅で昼休憩を取る予定とした。
乗り換えは全て各列車の始発駅で行っている。
路線車両発着時刻
--京都--
琵琶湖線普通
米原行
05:30
米原06:38
東海道本線新快速
豊橋行
06:46
豊橋09:02
東海道本線浜松行09:13
浜松09:48
東海道本線静岡行09:51
島田10:35
東海道本線沼津行10:44
沼津12:10
東海道本線熱海行12:21
熱海12:41
JR上野東京ライン古河〔東京経由〕行13:38
東京15:28
----

京都発の始発(初電)に乗ることで、接続よく豊橋行の新快速に乗ることができる。
大垣駅での乗り換えが減るので地味に便利である。

浜松発、静岡行の列車では、次の沼津行きの始発駅である島田で乗り換える。
曜日や時間にもよるだろうが、確実に座りたい場合は注意しておこう。

東京への到着時間にかなり余裕があるため、もっと寄り道をしても良いだろう。
筆者も、熱海で休憩の後、急遽寄り道をすることにした(それは後ほど)。

東北本線~東北新幹線~青い森鉄道(上野~青森)

お次は東京から青森を目指すルートだ。
東北本線の始発は東京駅より上野駅の方が早いので、上野駅発でルートを組んだ。
1日目で宇都宮まで到達おけば、もう少し余裕のあるスケジュールとなるだろう。

2018年9月時点の休日ダイヤ
乗り継ぎ時間に余裕のある仙台駅で昼休憩を取る予定としている。。
乗り換えは全て各列車の始発駅で行っている。
路線車両発着時刻
--上野--
宇都宮線宇都宮行05:10
宇都宮06:51
東北本線黒磯行06:59
黒磯07:49
東北本線新白河行07:55
新白河08:19
東北本線郡山行08:22
郡山09:03
東北本線福島行09:25
福島10:40
東北本線快速仙台シティラビット3号
仙台行
12:21
仙台11:56
東北本線小牛田行12:45
小牛田13:30
東北本線一ノ関行13:43
一ノ関14:29
東北本線盛岡行14:43
盛岡16:11
東北新幹線はやぶさ28号
新函館北斗行
16:37
八戸17:04
青い森鉄道青森行17:13
青森18:56
----

京都~東京間とは異なり、途中に改札を出て休憩する時間をほとんど用意していない。
というのも、東北本線は全体的に本数が限られており、乗り継ぎが難しいからだ。
早く移動することを第一に、青森着を19時前にしている。
一応、青い森鉄道は23時台着の電車もあるが、鉄道事故などに警戒した。

盛岡~八戸間は新幹線を使ったことで、総旅程が14時間ほどに短縮できている。
利用区間(今回は盛岡~八戸)でのみ購入可能な新幹線Wきっぷを利用した。
盛岡~八戸間は往復6,180円と、IGRなどと比較してもかなりお得な値段である。
全席指定列車のはやぶさ・こまちでは、例外的に空席に座ることができる。
指定席券を持った人が来たら場所を変わろう(筆者は往復とも座席移動した)。

東海道本線~高崎線~上越線~信越本線~羽越本線~奥羽本線

今回は利用しなかったが、今後試したいルートの一つである。
日本海側を長距離移動できる景色の良い魅力的なルートらしい。
高崎線と上越線で北関東を抜け、新潟~秋田の日本海側を北上する。
路線車両発着時刻
--上野--
高崎線高崎行05:13
高崎06:55
上越線水上行07:12
水上08:17
上越線長岡行08:24
長岡10:20
信越本線快速
新潟行
10:29
新潟11:29
羽越本線村上行11:42
村上12:57
羽越本線酒田行13:47
酒田16:17
羽越本線秋田行16:30
秋田18:19
奥羽本線快速
大館行
18:29
大館20:02
奥羽本線青森行21:21
青森22:52
----



長くなってしまったが、京阪神から青森を目指す計画のルート編はここまでとしたい。
次回は旅の持ち物や宿などを書こうかなあと思案中。