shobon's blog

主に趣味のまとめになります。なる予定です。

September 2016

デジモンアドベンチャーtri. 第3章「告白」

 今日公開のデジモンtri.最新作を早速見てきたので、感想をっと。

デジモンアドベンチャー tri.
『デジモンアドベンチャー tri.』(デジモンアドベンチャー トライ、DIGIMON ADVENTURE tri.)は、デジモンシリーズの劇場アニメ作品、デジモンアドベンチャーシリーズの続編。全6章予定。

デジモンアドベンチャー tri. - Wikipedia

ストーリー

メイクーモンが突如異変を起こし、レオモンを消滅させてゆがみの向こう側へ
その姿を消したことで、動揺を隠せない太一たち。

「メイクーモンが感染したんだとしたら、原因を探りたい。
何か兆候はなかったのか?感染したのはいったいいつなのか?」
想像を超えた状況に直面しながらも、何か対策を取れないかと苦闘する光子郎。

しかし有効な手立てもなく、なんとか情報を得ようと芽心を問い詰めてしまう。
「思い出して下さい。感染の理由を突き止めるには情報が必要です」
うなだれ、何も答えることが出来ない芽心―

感染を防ぐために光子郎のオフィスに隔離されていたアグモンたちだったが、
パタモンに感染の兆候が見え始める…
時を同じくしてアグモンたちは、ヒカリに宿った声を通して
デジタルワールドに関する重大な秘密を告げられる。

「時が…迫る…」

そして再び姿を現したメイクーモンとの戦いの中で、その「時」は訪れるのだった。
明かされた秘密に苦悩する太一たち。
それぞれの想いが交錯する中、彼らはある決意をする…
「いつかなんて待ってたら、あっという間に大人になっちまうよな」

今、再び 冒険が進化する―
引用元: デジモンアドベンチャー tri. STORY
Scan003  第2章のラスト、レオモンが暴走したメイクーモンによって殺された直後、文化祭の片づけから話は再開する。メイクーモンの変貌に動揺し傷心する芽心、感染の原因を突き止められず苦悩する光子郎。そのさなかにパタモンが感染したことに気付くタケル。
 彼ら3人を中心に、他の子供たちもそれぞれ苦悩することになり、物語は冒頭から終盤までかなり辛い雰囲気が続いた。







感想(ネタバレ込み)

 上映開始直後、黒地に白文字で「和田光司さんと水谷優子さんに捧ぐ」と映された。
 もうこの時点で泣いてしまいそうになってしまった。お二方とも今年の春に亡くなられたばかり。きっとこの3章の公開も楽しみにされていたんだろうなあ…と。
 改めて、和田さん、水谷さん、ありがとうございました。本当にお疲れ様でした…。


 以下本編だが、円盤を買えなかったので記憶頼りの内容となっている。
 セリフや細々した時系列順などは多少違うかも…。
 円盤手に入ったので、部分的に直しました。といっても、まだ直りきってないかも。


 冒頭は感染デジモンの影響による航空機事故のシーン。
 次に文化祭の片付けをするシーンになるのだが、芽心はかなり傷心の様子。
 彼女は空やミミに付き添われて、感染デジモンの対策を話し合うために高校生組は光子郎のオフィスへ集合する。
 光子郎は事態が急速に悪化することに焦りを覚えたのか、芽心に対してつまらないことに拘っている場合じゃない!なんて言ってしまう。それに対してキレるミミ。

 開始10分から子供たちは沈んだ雰囲気。もうこの辺でちょっと辛いよ…。

 ちなみに、デジモンたちは感染を回避するために全員が光子郎のオフィスで暮らすことに。


 この後からは順序がちょっとあやふやなのだけど…。
 望月教授(芽心の父)や姫川たちの会議シーン、ヤマトが姫川たちに情報をもらいに行くシーン、芽心と父親の短い会話なんかが入ってくる。
 ヤマトには嘘を伝え、西島先生にはメイクーモンが感染の原因だと伝えていなかった姫川。
 「知らないほうがいいこともある」なんて言って、含みのある感じ。未だ分からぬ今回の事件の真相を知っていそうな様子…。
 ハックモンも一瞬登場するけど、タイミング的に研究者や姫川あたりと接点がありそうな予感?


 その頃、必死に原因を究明しようとする光子郎。ウーロン茶ネタをしっかり拾いつつ、ここでタケルは初めてパタモンの感染に気付く。急に白目を向いてタケルに噛み付くパタモンと、それを隠しつつ何とか家に連れ帰るタケル。
 集団感染を避けるため、そして何より感染してることを隠すために連れ帰るのだが、さすがに光子郎くらいには相談を…って言えないか…。

 何かを悟って「タケルと一緒がいいー」なんて芝居をしつつ、タケルにくっついて帰るパタモンが最高にかわいい!!
 帰宅してからは、自身が感染してることを悟っているようで、ここの会話でもう涙が止まらない…。
 もし僕が感染して暴れたら、僕を倒して…って…。

 このあたりから、他のデジモンにも怪しい兆候が出始める。

まだ中盤にもなってない辺りで悲しすぎる展開がどんどん進んでいく…。

 この後はデジモンたちだけでちょっとお話が。
 光子郎が原因究明で焦る中、デジモンたちは光子郎を気遣って部屋を抜け出す。その後、パタモンは自身が感染していることを告白する。さらに、倒されるなら仲間の君たちが良いなんて言うから、また涙が…(何度目だろう…)。

 さらに、ヒカリが「ホメオスタシス(英語の意味は恒常性、「安定を望む者」という神のような存在として登場)」なる者に乗り移られ(ヒカリはいつもこんなのばっかり)、デジタルワールドの危機が迫っていること、それを回避する最終手段としてリブートがあるということが分かってくる。

 この「リブート」については姫川から説明がされるので色々と怪しいのだけど、簡単に言えばデジタルワールドを古いバックアップから復活させて異物のない世界を再構築するよーって感じ。
 そのため、デジモンたちの記憶は消えてしまうらしい。この段階で、嫌な予感しかしない…。

 このあたりはほとんど人が登場せず、デジモンたちだけで会話が進んでいく。彼らの素直な会話はとてもかわいくて癒される一方、より一層前後の展開が悲しいものとなる…。


 リブートの危機が迫ることを知ったデジモンたちは、それぞれパートナーと思い思いに過ごす。まるで最後の思い出を残そうとするかの如くである…。

 アイス食べたりプリクラ撮ったりするテイルモンに始まり…
 ハーモニカを聞かせてーとせがむガブモン
 空は将来何になりたいの?と問いかけるピヨモン
 ミミとの他愛のない話もなかなか頭に入ってこないパルモン
 僕のパートナー(彼女)をパートナー(ゴマモン)に紹介するよ!なんて話す2人
 遊びに行こうよーとねだりすぎて、太一に何か大事なものを壊したな?なんて疑われるアグモン


 どれも何気ない日常のような光景でありつつも、いつもとは違う。またも泣いてしまう…。


 なお、この辺で中盤を抜けたあたりである。今回は中身が濃いなあと思う。


 そして、ようやく感染の原因が分かってくる。なんと、感染の原因は2進法や16進法などとは異なる記数法によってデータが書き換えられたことによるのだ!!!
 ポスターなんかに0と1と2の数字の羅列があるけれども、この3進数がまさにそうみたい。
 ウォゲの止まった時計が01秒と02秒を刻んだように、ただの数字の遊びだと思っていたけど、一応理由付けはされた。

 原因が分かったはいいが、書き換えられたデータは元に戻せない!データにアクセスしようとすると、その時点で感染してOSやらなんやらが書き換えられてしまうらしい。
 自らの無力さを痛感する光子郎に対して、テントモンは、無知であることを恥じることはない。そうやって何かを解決するために必死に努力する姿が光子郎の良いところなんだと話す。
 ここがまた泣ける…。

 ひとまず、光子郎にとっての「暗黒」が乗り越えられた瞬間である。


 同じ頃、新たな歪みが発生。再びメイクーモンが現れ、光子郎以外の子供たちはメイクーモンを歪みの中に押し戻そうとする。また、同時に子供たちはリブートのことを知る。

 戦闘に加わろうとしないタケルだが、パタモンは自身が感染してることを全員に告白して戦いに臨む。
 CMなどの手を振るパタモンはここ。また泣いちゃうよ…。

 メイクーモンを前にしてついに暴走を始めるパタモン改めエンジェモン。
 さらに他のデジモンたちにも感染は広がっていき、光子郎が到着する頃には未感染はメタルグレイモンだけ…。
 (やっぱり太一と光子郎のコンビはいいねえ~)

 光子郎の作った装置?でデジモンのバックアップを取り、リブートしても記憶が復活できるようにしました!って話だったのだけど、装置に感染デジモンを押し込めずに上手くいかない…。
 再び歪みから現実世界に出ようとするメイクーモンを前に、

アトラーカブテリモン「行かせへん!絶対に行かせへんでえええええええ!!!」

 かっこいいぜ、アトラーカブテリモン!
 そしてその後には究極進化してヘラクルカブテリモンへ!!


 しかし、急にカウントダウンが始まり、ホメオスタシスによって(?)リブートが今まさに始まろうとしていた!!
 あんさんら、お別れのときの最後の顔がそんなんでええんですか?と現実世界に出てきたデジモンみんなを抱えて歪みに押し戻すヘラクルカブテリモン。
 本当にイケメンである。
 それと同時にリブートが開始され、デジモンたちを飲み込んだまま歪みは閉じてしまうのであった…。


 その後、感染デジモンの影響は一切なくなり、子供たちはデジモンのいない「普通の生活」を送り始めていた。この何もないシーンがまた、先のデジモンたちのいた風景を思い出すと辛い…。

 光子郎はデジタルワールドに行こうとするが、他の子供たちは一度は誘いを断る(と思われるシーン)。
 タケルはパタモンを守ってやれなかったと悔やむが、光子郎は何ができなかったかよりも、これから何ができるかだと、テントモンにもらった言葉と似たことを言う。

 その後、劇場版第1作のような笛の音が街中に響き、なぜか子供たちが全員集合。
 (デジタルワールドから音が響いてたのかな…?ちょっと分からない)
 太一「いつかなんて言ってたら、すぐに大人になっちまうよな!」というセリフと同時に雨雲が晴れていく。
 ようやく、少しだけ希望が見えてきたかのように映る。

 その後はタケルと芽心の間で話があったり(ここがまた更に泣かせに来る)、姫川や先生とデジタルワールドに行くことを話したりするシーンがある。
 ここで姫川は怪しい笑みをみせており、どうやら子供たちがデジタルワールドに行くことは計算通りといった感じである。何が目的なんだ…。

 芽心はメイクーモンが感染の原因だと打ち明けられなかったこと、リブートによって一旦事態が解決したことに安堵したこと、その安堵したことに対する罪悪感、いろんなものが合わさって、デジタルワールドへ行くことを拒絶する。

 芽心以外の8人はゲートを開き、リブート後のデジタルワールドへと向かう…。


 ここで終わりかと思いきや、まだまだ続きがあった。
 なんとアルファモンとジエスモンが戦っているのだ。
 リブート直後の世界なのに、なぜ究極体が?

 ひとまず逃げ出した子供たちは、第3話や最終回で電車のあったあの池(おそらく)に辿り着く。
 そこには笛を吹くトコモンやその他の幼年期たちが。
 ここで一旦泣くね、うん。

 空が駆け寄ろうとするとピョコモンは、あなた達誰?と尋ねる。リブートによって本当に記憶が消えてしまったのだ…。
 ここで再び涙。

 光子郎はそっとモチモンに近寄り、こんにちは(はじめましてだったかも?)、この世界のことを教えてくれないかな?と声をかける。
 さらに追い打ち。


 その様子を影から見るメイクーモン。

 丘の上から見下ろす一乗寺賢と姫川…と思いきや、なんと一乗寺の正体はゲンナイだった!!!
 どういうことだ!?姫川たち政府の人間はゲンナイから一方的に情報を貰うだけのはずだったのに…。
 ますます怪しい姫川。今後が気になる…。


 そうして最後は、芽心は最後にメイクーモンが現れ、8人がゲートを開いた場所(コミケ会場のあれ)に走ってやってきて終わる。
 たぶん最後は吹っ切れたのかな?そうであることを願う。


 最後の最後、次回第4章のタイトルは「喪失」。2016年2月25日公開予定。
 ポスターのイラストにはホウオウモンとムゲンドラモンが登場。キャラは空と太一?っぽい。
 
 ムゲンドラモンはやっぱり敵方だと思われるが、ダークマスターズを思い出しちゃうなあ。
 喪失というタイトルは、デジモンたちの記憶喪失だけでなく、他にも色々と失ってしまうものがあるのではないかと、もうすでにヒヤヒヤしてしまう。
 3章がこの重さだが、4章はどうなっていくのか…。



 以上で、本日の感想のようなものはひとまずおしまい。


君の名は。

 9月1日は映画サービスデイということで、かねてより見ようと思っていた本作を見に行ってきた。

映画『君の名は。』公式サイト
『君の名は。』(きみのなは、英題: your name.)は、新海誠監督の日本のアニメーション映画作品。2016年8月26日公開。

君の名は。 - Wikipedia

イントロダクション

千年ぶりとなる彗星の来訪を一ヶ月後に控えたあ日本。
山深い田舎町に暮らす女性高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。

(中略)

そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。
見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。
念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三つ葉。

一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。
行ったこともない山奥の町で、自分が女子高生になっているのだ。

繰り返される不思議な夢。そして明らかに抜け落ちている、記憶と時間。
二人は気付く。
「私/俺たち、入れ替わってる!?」

引用元:映画『君の名は。』公式サイト ストーリー
Scan001 この作品は、ざっくり言うとよくありがちな男女の入れ替わりものになる。
 はじめは夢だと思ってそれぞれ自由に生活してしまうのだが、だんだん周囲の異変に気付いていく。どうやら、眠るたびに三葉と瀧は入れ替わってしまうようなのだ。

 この入れ替わり現象は二人の周囲を少しずつ変えていってしまう。お互いにルールを作り、平穏に切り抜けていこうと協力する中、突然入れ替わりが起こらなってしまう。

 瀧は三葉に会うために飛騨へと向かい、そして、思わぬ真実が明らかになっていく…。





感想(重大なネタバレ無し)

 とまあ、ここまで書いたのが公式サイトや予告編で明らかになっているストーリーとなる。

 前半は入れ替わりものらしいコメディ要素も多く、笑いを誘ってくれる。(中身は瀧だが)男勝りな行動を取る三葉、なよなよとした喋り方をして終いには男友達からかわいいと言われてしまう瀧。見ていて楽しい高校生生活、青春といった感じだ。
 三葉の体にちょっと興奮しちゃう瀧なんて如何にも男子高校生らしいし、トイレに駆け込んだ三葉(外見は瀧)の赤面具合なんてのもうぶな女子高校生らしい?

 後半からは物語が大きく動き出すため、ここではあまり言及しないが、新海誠監督の「ほしのこえ」や「秒速5センチメートル」などの過去作を見ていると、ちょっと対比しながら見られるだろうか。
 特に「秒速」は一度見てみてほしいと思う。

 映画や本などで泣くことは滅多にない方なのだが、物語終盤では少し涙腺が緩んでしまうほど、神木隆之介さんと上白石萌音さんの演技にやられてしまった。

 周囲がカップルや女性の友達連れ客だらけだったうえに、こちらは一人だったので、ぎりぎり泣かずに切り抜けた。いやあ、危ない…。


 新海誠監督の作品といえばやはり風景の美しさにあるが、彗星の走る夜空は「秒速」の遠野の心のなかの空のようであり、糸守町の自然(特に紅葉したシーン)やタイムラプス映像のような東京の街並みはとても美しい。
 また、「秒速」が「(山崎まさよしの)One more time, one more chanceのミュージックビデオだ」などと言われることもあるが、この「君の名は。」もまたRADWIMPSの曲がいい仕事をする。RADのMVかよ!なんて声もたまに見かけるが、これも監督の思惑なのだ。

 全体的に如何にも新海誠監督らしい作品でありつつ、一方でこれまでの作品とはまた一線を画す映画だったかなと思う。


感想のような考察のような何か(ネタバレ有り)

前半の雑感

 とまあ、ネタバレなしだと大した感想もなく終わってしまったけど、ここからはネタバレありで感想などを書きなぐる。


 この映画、まずはじめにオープニングがある。テロップも付いて、さながらTVアニメのOPのようだ。
 ここの映像は初見だとよく分からないものもあったが、三葉と瀧の成長した姿などもチラッと映り、序盤から後日譚的な内容があるのだろうかと期待させてくれた。
 内容を知らないままオープニング映像を見たので、2回目以降はもっと気付く部分があるのだろうと思う。

 冒頭は雲の中を抜けていく映像だった。これはストーリー解説にもある彗星であり、最初はどういうシーンなのかよく分からないが、物語終盤で意味が分かってくる。


 話は、いきなり三葉と瀧が入れ替わり、目覚めるところから始まる。ところが、すぐ次のシーンでは元に戻った三葉で話が進んでいく。
 序盤では入れ替わりが起きているのかどうかが少し分かりづらい。苦手な人はいきなり混乱してしまうだろう。しばらくすると、三葉のクラスメイトから「昨日のこと」として最初の入れ替わりが起こったことが分かる。一旦このあたりで整理がついてくるはず。


 入れ替わりが起こるたびに瀧は三葉の胸を揉みしだき、実にうらy…けしからん奴だった。瀧、お前ちょっとそこ代われ。
 途中でお風呂禁止などのルールが作られたのが確認できるが、瀧(外見は三葉)はお風呂にも入ったのかもしれない。許せん!


巫女とご神体

 三葉は糸守町の神社の巫女の家系である宮水家の長女である。

 前半では、三葉が神事を行ったり、糸を結んで紐を編んだりするシーンがある。
 この「糸を結ぶ」というのが重要なことであるらしい。
 祖母・一葉からは「糸は人と人を結び、時間と時間を繋ぐ」という説明がある。さらには、糸は捻れたり、絡まったり、途切れたり、そしてまた結びついたりするという。時間も同じように、捻れ絡まり、途切れたり繋がったり、戻ったり進んだりする。
 宮水家がなぜこのような神事を行なっているのか、その詳細は失われてしまったが、今もこれを続けているという。糸守町という地名からも、糸=結びというものがこの地で重要なのであることが伺える。


 神事では妹と一緒に華麗な舞を見せ、さらにはちょっと話題になりつつある「口噛み酒」を作る場面がある。これは世界最古の酒として実際に存在するお酒で、巫女の女性が穀物や木の実を口で噛み砕いてどろどろにし、口内細菌によってアルコール発酵させるものである。
 妹の四葉は、「巫女さん(=三葉)の口噛み酒」として生写真や実際に作る様子を動画にして売り出そうなどと冗談で言い出す始末。本当に四葉は小学生なのか…。
 まあ、ちょっと欲しいけど

 儀式の後、三葉に入った瀧は祖母、四葉と共に宮水神社のご神体へと向かう。山の頂上?カルデラ状に凹んだところの中央に石室のようなものがある(でもこれってもしかして山じゃないのかな…?)。
 なんとなく「星を追う子ども」の雰囲気がある。まあ、これはかなり前に1度見たっきりなので勘違いかもしれないが、異界という感じが少し漂ってくるのだ。
 実際、祖母から「これより向こう側はあの世」だというような説明がある。一度あの世に踏み入れれば、何か大切なものを渡さなければ戻ってこれないという。ここでは先に登場した「口噛み酒」を奉納してこちら側へと帰ってくる。
 祖母はこの酒を三葉たちの半身と言っていたが、一度口にしたものはその者の血肉の一部ということなのだろうか。説明があったかもしれないが、ど忘れした。

 この帰り道で、三葉(中身は瀧)は祖母から「お前、夢を見ているな」と問われ、次の瞬間には夢から覚めて入れ替わりが戻ってしまう。どうやら、この入れ替わりは宮水家の代々の力であることが終盤で明らかになる。

 とまあ、ここまでの巫女とご神体の話は後々重要になってきそうだ。
  1. 口噛み酒は三葉の半身とも言えるものである。
  2. ご神体から帰ってくるには大切な物を渡さなければならない。
  3. 宮水家の巫女は入れ替わる力があるが、神事が行われた経緯などの歴史は不明。


入れ替わりの終わり

 三葉が色々と人間関係を変えてしまったせいで、瀧はバイト先の奥寺先輩とデートすることになってしまう。
 デートで行った美術館で糸守町に似た写真を見つけた瀧は、その写真に釘付けとなる。その様子を見た奥寺先輩には「今日の瀧君はなんか違うね」言われてしまい、最後の別れ際には「前は私のこと好きだったでしょ。そして、今は別に気になっている子がいるんでしょ」的なことを言われて狼狽えている。
 ケンカをしつつも三葉のことが気になりだしているのだろうか。そりゃあ胸を揉みしだいていればそうもなるか…。けしからん。

 デートの予定を勝手に組んだことについて文句を言おうと三葉に連絡を取ろうとする瀧だが、なぜか連絡が取れなくなってしまう。入れ替わりも起こらなくなったことで、瀧は三葉のもとへ会いに行こうと動き始める。
 入れ替わり時の記憶、デートの時に見た写真などを手がかりにして、瀧(と情報を聞きつけた友人と奥寺)は岐阜県の飛騨へと向かう。
 ろくに情報もなく、もう諦めようかという時、ついに瀧は糸守町であるということを突き止める。


 しかし、ここで衝撃的な事実がついに明らかとなる。

 この糸守町は、(瀧たちのいる時代から)3年前に彗星が落下して消滅していたのである。
 図書館で本や新聞から情報を集め、三葉やその家族、友人を含む総勢500名以上が彗星落下で亡くなっていた。

 映画冒頭の雲間を抜けるシーンは、3年前の彗星落下のシーンだったのだ。
 なんというミスリード。何度か瀧も彗星を見上げるシーンがあったが、まさかあのシーンだけが3年前の出来事だったなんて!
 瀧と三葉は、場所だけでなく時間をも超えていたのだ。糸が時間と時間を繋ぐと一葉が言っていたのは正にこのことだった。


再び入れ替わりへ

 瀧は、再び三葉に会うため、記憶を頼りにご神体を目指すことにする。
 糸守町を知る鍵となった定食屋のおじさんに連れられて旧糸守町にやってきた瀧。

 道を辿ってご神体へと辿り着く…のだが、今回は「口噛み酒」などないのだ。
 おじさんにもらったお弁当でも使うのかと思ったら、全部食べちゃってるし…。ここで渡せるものを持ちあわせていなかったことが後の展開に繋がってくるのかなと考えられる。
 ご神体に入って行くと、そこには3年前に奉納された口噛み酒が残ったままになっていた。それをお猪口に1杯、飲み干す瀧。その時、足を滑らせ倒れこむ瀧、その瞬間、石室の天井に描かれた彗星を目にする。

 次の瞬間、瀧は再び入れ替わっていた。

 ところで、「口噛み酒」といえば三葉の半身であると上で書いた。三葉の半身を飲む、つまりその身に入れるという行為で、強制的に入れ替わりを起こすことができたのかと考えられる。


 このシーンでは、味はどうなんだ!!俺も飲んでみたい!!と思った変態さんもさぞかし多いことでしょう。ちょっと思ったけど、冷静に考えるとあんなに綺麗に澄んでないだろうし、味は…。


彗星墜落からの回避

 さて、ようやく3年前の糸守に帰ってきた瀧。一葉らを説得して避難させようとするのだが、ここで先に書いた宮水家と入れ替わりの話、三葉の過去(母・二葉の死など)が明らかになる。
 ここで瀧は直感的に、入れ替わりの力が代々受け継がれてきたことが今日のためにあると悟る。

 窪地にあるご神体、その石室の天井に描かれた彗星、なぜ行われているのか分からなくなってしまった神事。これらを綺麗に繋ぐとこんな感じ。
 1200年前にもこの地に彗星が落下し、多くの被害が出た。この災いを恐れた人々は落下地点にご神体を祭り、災いを振り払うために入れ替わりのちからを持つ宮水一族に神事を行わせた。


 三葉の友人の勅使川原、名取の力を借りて町民を避難させようと画策する瀧。しかし、一番肝心な三葉の父親を説得できずに終わる。しかし、ここで瀧はご神体の方に三葉がいることを悟る。

 三葉の体に入り込んだ瀧は2013年にいるが、逆に三葉は2016年に瀧の体に入って、あのご神体の場所にいたのだ。


ちょっと長くなりすぎたから、一旦ここで切ろう…。
見てきた興奮が冷めぬまま、勢いで書いてしまったので、もう少しまとめたいね…。


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