デジモンアドベンチャーtri. 第3章「告白」

 今日公開のデジモンtri.最新作を早速見てきたので、感想をっと。
デジモンアドベンチャー tri.
Scan003
『デジモンアドベンチャー tri.』(デジモンアドベンチャー トライ、DIGIMON ADVENTURE tri.)は、デジモンシリーズの劇場アニメ作品、デジモンアドベンチャーシリーズの続編。全6章予定。

デジモンアドベンチャー tri. - Wikipedia

ストーリー

メイクーモンが突如異変を起こし、レオモンを消滅させてゆがみの向こう側へ
その姿を消したことで、動揺を隠せない太一たち。

「メイクーモンが感染したんだとしたら、原因を探りたい。
何か兆候はなかったのか?感染したのはいったいいつなのか?」
想像を超えた状況に直面しながらも、何か対策を取れないかと苦闘する光子郎。

しかし有効な手立てもなく、なんとか情報を得ようと芽心を問い詰めてしまう。
「思い出して下さい。感染の理由を突き止めるには情報が必要です」
うなだれ、何も答えることが出来ない芽心―

感染を防ぐために光子郎のオフィスに隔離されていたアグモンたちだったが、
パタモンに感染の兆候が見え始める…
時を同じくしてアグモンたちは、ヒカリに宿った声を通して
デジタルワールドに関する重大な秘密を告げられる。

「時が…迫る…」

そして再び姿を現したメイクーモンとの戦いの中で、その「時」は訪れるのだった。
明かされた秘密に苦悩する太一たち。
それぞれの想いが交錯する中、彼らはある決意をする…
「いつかなんて待ってたら、あっという間に大人になっちまうよな」

今、再び 冒険が進化する―
引用元: デジモンアドベンチャー tri. STORY

 第2章のラスト、レオモンが暴走したメイクーモンによって殺された直後、文化祭の片づけから話は再開する。メイクーモンの変貌に動揺し傷心する芽心、感染の原因を突き止められず苦悩する光子郎。そのさなかにパタモンが感染したことに気付くタケル。
 彼ら3人を中心に、他の子供たちもそれぞれ苦悩することになり、物語は冒頭から終盤までかなり辛い雰囲気が続いた。


感想(ネタバレ込み)

 上映開始直後、黒地に白文字で「和田光司さんと水谷優子さんに捧ぐ」と映された。
 もうこの時点で泣いてしまいそうになってしまった。お二方とも今年の春に亡くなられたばかり。きっとこの3章の公開も楽しみにされていたんだろうなあ…と。
 改めて、和田さん、水谷さん、ありがとうございました。本当にお疲れ様でした…。


 以下本編だが、円盤を買えなかったので記憶頼りの内容となっている。
 セリフや細々した時系列順などは多少違うかも…。
 円盤手に入ったので、部分的に直しました。といっても、まだ直りきってないかも。


 冒頭は感染デジモンの影響による航空機事故のシーン。
 次に文化祭の片付けをするシーンになるのだが、芽心はかなり傷心の様子。
 彼女は空やミミに付き添われて、感染デジモンの対策を話し合うために高校生組は光子郎のオフィスへ集合する。
 光子郎は事態が急速に悪化することに焦りを覚えたのか、芽心に対してつまらないことに拘っている場合じゃない!なんて言ってしまう。それに対してキレるミミ。

 開始10分から子供たちは沈んだ雰囲気。もうこの辺でちょっと辛いよ…。

 ちなみに、デジモンたちは感染を回避するために全員が光子郎のオフィスで暮らすことに。


 この後からは順序がちょっとあやふやなのだけど…。
 望月教授(芽心の父)や姫川たちの会議シーン、ヤマトが姫川たちに情報をもらいに行くシーン、芽心と父親の短い会話なんかが入ってくる。
 ヤマトには嘘を伝え、西島先生にはメイクーモンが感染の原因だと伝えていなかった姫川。
 「知らないほうがいいこともある」なんて言って、含みのある感じ。未だ分からぬ今回の事件の真相を知っていそうな様子…。
 ハックモンも一瞬登場するけど、タイミング的に研究者や姫川あたりと接点がありそうな予感?


 その頃、必死に原因を究明しようとする光子郎。ウーロン茶ネタをしっかり拾いつつ、ここでタケルは初めてパタモンの感染に気付く。急に白目を向いてタケルに噛み付くパタモンと、それを隠しつつ何とか家に連れ帰るタケル。
 集団感染を避けるため、そして何より感染してることを隠すために連れ帰るのだが、さすがに光子郎くらいには相談を…って言えないか…。

 何かを悟って「タケルと一緒がいいー」なんて芝居をしつつ、タケルにくっついて帰るパタモンが最高にかわいい!!
 帰宅してからは、自身が感染してることを悟っているようで、ここの会話でもう涙が止まらない…。
 もし僕が感染して暴れたら、僕を倒して…って…。

 このあたりから、他のデジモンにも怪しい兆候が出始める。

まだ中盤にもなってない辺りで悲しすぎる展開がどんどん進んでいく…。

 この後はデジモンたちだけでちょっとお話が。
 光子郎が原因究明で焦る中、デジモンたちは光子郎を気遣って部屋を抜け出す。その後、パタモンは自身が感染していることを告白する。さらに、倒されるなら仲間の君たちが良いなんて言うから、また涙が…(何度目だろう…)。

 さらに、ヒカリが「ホメオスタシス(英語の意味は恒常性、「安定を望む者」という神のような存在として登場)」なる者に乗り移られ(ヒカリはいつもこんなのばっかり)、デジタルワールドの危機が迫っていること、それを回避する最終手段としてリブートがあるということが分かってくる。

 この「リブート」については姫川から説明がされるので色々と怪しいのだけど、簡単に言えばデジタルワールドを古いバックアップから復活させて異物のない世界を再構築するよーって感じ。
 そのため、デジモンたちの記憶は消えてしまうらしい。この段階で、嫌な予感しかしない…。

 このあたりはほとんど人が登場せず、デジモンたちだけで会話が進んでいく。彼らの素直な会話はとてもかわいくて癒される一方、より一層前後の展開が悲しいものとなる…。


 リブートの危機が迫ることを知ったデジモンたちは、それぞれパートナーと思い思いに過ごす。まるで最後の思い出を残そうとするかの如くである…。

 アイス食べたりプリクラ撮ったりするテイルモンに始まり…
 ハーモニカを聞かせてーとせがむガブモン
 空は将来何になりたいの?と問いかけるピヨモン
 ミミとの他愛のない話もなかなか頭に入ってこないパルモン
 僕のパートナー(彼女)をパートナー(ゴマモン)に紹介するよ!なんて話す2人
 遊びに行こうよーとねだりすぎて、太一に何か大事なものを壊したな?なんて疑われるアグモン


 どれも何気ない日常のような光景でありつつも、いつもとは違う。またも泣いてしまう…。


 なお、この辺で中盤を抜けたあたりである。今回は中身が濃いなあと思う。


 そして、ようやく感染の原因が分かってくる。なんと、感染の原因は2進法や16進法などとは異なる記数法によってデータが書き換えられたことによるのだ!!!
 ポスターなんかに0と1と2の数字の羅列があるけれども、この3進数がまさにそうみたい。
 ウォゲの止まった時計が01秒と02秒を刻んだように、ただの数字の遊びだと思っていたけど、一応理由付けはされた。

 原因が分かったはいいが、書き換えられたデータは元に戻せない!データにアクセスしようとすると、その時点で感染してOSやらなんやらが書き換えられてしまうらしい。
 自らの無力さを痛感する光子郎に対して、テントモンは、無知であることを恥じることはない。そうやって何かを解決するために必死に努力する姿が光子郎の良いところなんだと話す。
 ここがまた泣ける…。

 ひとまず、光子郎にとっての「暗黒」が乗り越えられた瞬間である。


 同じ頃、新たな歪みが発生。再びメイクーモンが現れ、光子郎以外の子供たちはメイクーモンを歪みの中に押し戻そうとする。また、同時に子供たちはリブートのことを知る。

 戦闘に加わろうとしないタケルだが、パタモンは自身が感染してることを全員に告白して戦いに臨む。
 CMなどの手を振るパタモンはここ。また泣いちゃうよ…。

 メイクーモンを前にしてついに暴走を始めるパタモン改めエンジェモン。
 さらに他のデジモンたちにも感染は広がっていき、光子郎が到着する頃には未感染はメタルグレイモンだけ…。
 (やっぱり太一と光子郎のコンビはいいねえ~)

 光子郎の作った装置?でデジモンのバックアップを取り、リブートしても記憶が復活できるようにしました!って話だったのだけど、装置に感染デジモンを押し込めずに上手くいかない…。
 再び歪みから現実世界に出ようとするメイクーモンを前に、

アトラーカブテリモン「行かせへん!絶対に行かせへんでえええええええ!!!」

 かっこいいぜ、アトラーカブテリモン!
 そしてその後には究極進化してヘラクルカブテリモンへ!!


 しかし、急にカウントダウンが始まり、ホメオスタシスによって(?)リブートが今まさに始まろうとしていた!!
 あんさんら、お別れのときの最後の顔がそんなんでええんですか?と現実世界に出てきたデジモンみんなを抱えて歪みに押し戻すヘラクルカブテリモン。
 本当にイケメンである。
 それと同時にリブートが開始され、デジモンたちを飲み込んだまま歪みは閉じてしまうのであった…。


 その後、感染デジモンの影響は一切なくなり、子供たちはデジモンのいない「普通の生活」を送り始めていた。この何もないシーンがまた、先のデジモンたちのいた風景を思い出すと辛い…。

 光子郎はデジタルワールドに行こうとするが、他の子供たちは一度は誘いを断る(と思われるシーン)。
 タケルはパタモンを守ってやれなかったと悔やむが、光子郎は何ができなかったかよりも、これから何ができるかだと、テントモンにもらった言葉と似たことを言う。

 その後、劇場版第1作のような笛の音が街中に響き、なぜか子供たちが全員集合。
 (デジタルワールドから音が響いてたのかな…?ちょっと分からない)
 太一「いつかなんて言ってたら、すぐに大人になっちまうよな!」というセリフと同時に雨雲が晴れていく。
 ようやく、少しだけ希望が見えてきたかのように映る。

 その後はタケルと芽心の間で話があったり(ここがまた更に泣かせに来る)、姫川や先生とデジタルワールドに行くことを話したりするシーンがある。
 ここで姫川は怪しい笑みをみせており、どうやら子供たちがデジタルワールドに行くことは計算通りといった感じである。何が目的なんだ…。

 芽心はメイクーモンが感染の原因だと打ち明けられなかったこと、リブートによって一旦事態が解決したことに安堵したこと、その安堵したことに対する罪悪感、いろんなものが合わさって、デジタルワールドへ行くことを拒絶する。

 芽心以外の8人はゲートを開き、リブート後のデジタルワールドへと向かう…。


 ここで終わりかと思いきや、まだまだ続きがあった。
 なんとアルファモンとジエスモンが戦っているのだ。
 リブート直後の世界なのに、なぜ究極体が?

 ひとまず逃げ出した子供たちは、第3話や最終回で電車のあったあの池(おそらく)に辿り着く。
 そこには笛を吹くトコモンやその他の幼年期たちが。
 ここで一旦泣くね、うん。

 空が駆け寄ろうとするとピョコモンは、あなた達誰?と尋ねる。リブートによって本当に記憶が消えてしまったのだ…。
 ここで再び涙。

 光子郎はそっとモチモンに近寄り、こんにちは(はじめましてだったかも?)、この世界のことを教えてくれないかな?と声をかける。
 さらに追い打ち。


 その様子を影から見るメイクーモン。

 丘の上から見下ろす一乗寺賢と姫川…と思いきや、なんと一乗寺の正体はゲンナイだった!!!
 どういうことだ!?姫川たち政府の人間はゲンナイから一方的に情報を貰うだけのはずだったのに…。
 ますます怪しい姫川。今後が気になる…。


 そうして最後は、芽心は最後にメイクーモンが現れ、8人がゲートを開いた場所(コミケ会場のあれ)に走ってやってきて終わる。
 たぶん最後は吹っ切れたのかな?そうであることを願う。


 最後の最後、次回第4章のタイトルは「喪失」。2016年2月25日公開予定。
 ポスターのイラストにはホウオウモンとムゲンドラモンが登場。キャラは空と太一?っぽい。
 
 ムゲンドラモンはやっぱり敵方だと思われるが、ダークマスターズを思い出しちゃうなあ。
 喪失というタイトルは、デジモンたちの記憶喪失だけでなく、他にも色々と失ってしまうものがあるのではないかと、もうすでにヒヤヒヤしてしまう。
 3章がこの重さだが、4章はどうなっていくのか…。



 以上で、本日の感想のようなものはひとまずおしまい。